はじめに:構図を極めて画像生成をレベルアップしよう!
ミッドジャーニーを使って理想の画像を生成するためには、構図を工夫することが欠かせません。本記事では、「構図」という視覚的な要素に焦点を当て、ミッドジャーニーで使えるプロンプトの具体例や効果的な活用方法を解説します。特に初心者にもわかりやすく、すぐに実践できる内容をお届けします!
構図が画像生成に与える影響とは?
構図は、画像の印象を大きく左右する要素です。カメラの角度や被写体の配置、光の使い方によって、画像が伝える雰囲気やメッセージが大きく変わります。特にミッドジャーニーのような生成系AIでは、具体的なプロンプトで構図を指示することが、理想の画像を作るカギになります。
【カメラアングルを変えるプロンプト】
カメラアングルを指定することで、被写体のスケール感や視覚的なインパクトをコントロールできます。
俯瞰視点
高所から見下ろす視点は、広がりのある景色や物語性を強調します。

プロンプト例:
“A fantasy city viewed from above, intricate details of rooftops and streets, vibrant colors, cinematic lighting”
日本語訳:「上空から見たファンタジー都市、屋根や通りの精巧なディテール、鮮やかな色彩、映画のようなライティング」
ローアングル
下から見上げる構図は、被写体を大きく感じさせ、威圧感や力強さを演出します。

プロンプト例:
“A giant ancient tree viewed from below, towering into the sky, sunlight filtering through leaves, dramatic perspective”
日本語訳:「下から見上げた巨大な古代の木、空に向かってそびえ立つ、葉の間を通る日光、劇的なパースペクティブ」
クローズアップ
被写体に近づいて細部を強調することで、感情やディテールを表現します。

プロンプト例:
“Close-up of a knight’s face, helmet reflecting firelight, intense gaze, cinematic depth of field”
日本語訳:「騎士の顔のクローズアップ、兜に反射する炎の光、強い視線、映画のようなボケ味」
肩越し視点
キャラクターの視点に寄り添い、臨場感を出す構図。

プロンプト例:
“Over-the-shoulder view of a soldier aiming a sniper rifle in a dense jungle, dramatic tension”
日本語訳:「密林で狙撃銃を構える兵士の肩越しの視点、劇的な緊張感」
【フレーミングを指定するプロンプト】
フレーミングは、視覚的なバランスや焦点を作るための重要な要素です。
中心構図
被写体を画面の中央に配置することで、シンプルながら強い印象を与えます。

プロンプト例:
“A lone samurai standing in the middle of a snowy field, perfect symmetry, cinematic wide-angle”
日本語訳:「雪原の真ん中に立つ孤独な侍、完璧な対称性、映画的な広角」
三分割法
画面を縦横三等分し、主要な被写体を交点に配置することで自然な視線誘導を実現します。

プロンプト例:
“A sunset beach scene with a couple walking on the shoreline, positioned on the lower left third, vibrant sky colors”
日本語訳:「海岸線を歩くカップル、画面の左下三分割に配置、鮮やかな空の色」
導線構図
線や道を使い、視線を特定のポイントに導く構図。

プロンプト例:
“A futuristic highway with glowing neon lights, lines leading toward a glowing cityscape in the distance”
日本語訳:「ネオンライトが輝く未来的な高速道路、線が遠くの輝く都市景観に導く」
左右対称

• “Split screan devil and angel”
• 日本語訳:「分割画面の悪魔と天使」
【配置を変えるプロンプト】
動的構図
動きやエネルギーを感じさせる配置で、物語性を引き立てます。

プロンプト例:
“A warrior leaping through the air during a battle, dramatic pose, chaotic battlefield background, dynamic angles”
日本語訳:「戦闘中に空中で跳ぶ戦士、劇的なポーズ、混沌とした戦場背景、動きのある角度」
余白を活かした構図
余白を活かしてシンプルさと印象深さを強調。

• “A lone tree in the desert, vast empty space around it, minimalist style, soft pastel colors”
• 日本語訳:「砂漠の中の一本の木、周囲の広大な空間、ミニマルなスタイル、柔らかいパステルカラー」
非対称構図
非対称ながらバランスを取った構図で動きと興味を引き出す。

• “A dragon perched on the edge of a cliff, with a sprawling valley below, slightly off-center composition”
• 日本語訳:「崖の端にとまるドラゴン、広がる谷が下に見える、少しオフセンターな構図」
グリッド構図
グリッド構造を活用して視覚的にリズムを作る構図。

• “A cityscape viewed from above, roads forming intricate grids, glowing lights, night-time atmosphere”
• 日本語訳:「上空から見た都市景観、道路が複雑なグリッドを形成、輝く光、夜の雰囲気」
額縁構図
窓や門などを使い、フレーム内にさらにフレームを作る構図。

• “A forest scene seen through a castle window, natural framing with detailed textures on the window frame”
• 日本語訳:「城の窓越しに見える森の景色、窓枠のディテールを活かした自然なフレーミング」
【ライティングを変えるプロンプト】
ライティング次第で、同じ構図でも全く異なる雰囲気を生み出せます。
シルエット構図
光と影を活用したシンプルで印象的な表現です。

プロンプト例:
“A cowboy silhouetted against a setting sun, warm tones, dramatic horizon”
日本語訳:「沈む太陽を背景にしたカウボーイのシルエット、温かいトーン、劇的な地平線」
逆光構図
逆光を利用してドラマチックな効果を演出。

• “A glowing angel descending from the sky, backlit by radiant light, ethereal atmosphere”
• 日本語訳:「輝く天使が空から降りてくる、逆光で照らされる光、幻想的な雰囲気」
まとめ:プロンプトで表現力を引き出すコツ
構図の工夫次第で、ミッドジャーニーで生成される画像は劇的に変わります。今回紹介したプロンプト例を参考に、オリジナルのクリエイティブ表現に挑戦してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 構図を変えるプロンプトのポイントは?
A. 視点(カメラアングル)やフレーミング、ライティングなどの要素を具体的に指示することが大切です。
Q. 日本語でプロンプトを作るときのコツは?
A. キーワードは簡潔にしつつ、色や動き、質感などを詳細に描写しましょう。
次のステップ:さらに学びたい方へ
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